AltStyleは単なるテキスト版変換エンジンではありません。
音声ブラウザが苦手とする処理(誤読み上げや理解を妨げる様々な制約)をサーバ側の処理によって、読み上げしやすく理解しやすいHTMLに変換してウェブブラウザに返します。
レイアウトのためにマークアップされたTable(表)要素を取り除き、リニア構造に変換します。ユーザーにとってはページ幅が可変になる等のメリットがあります。構造を表すTable要素の変換は行いません。
サイトで使われているJavaScriptやCSSを無効化します。ユーザーは好きなスタイルを選択したり文字サイズを変更できるようになります。また、JavaScriptの代わりにnoscript要素に記述された内容を表示します。
画像は代替テキストであるalt属性の値に置き換えた上で、画像ファイルへのリンクに変換します。この処理により、例えばPC向けに作成されたページを携帯電話から閲覧することができるようになります。

イメージマップは、area要素のalt属性ラベルとしたリンクのリストに変換します。
一部の音声ブラウザが苦手とする日付フォーマット(例:2009/8/31)を読み上げに適切な日付のフォーマット(例:2009年8月31日)に変換します。日付の存在をチェックして行うため、2009/8/31は変換されますが、2009/8/32は変換されません。
レイアウトの調整のために日本語の単語がスペースで分割されていることによりスクリーンリーダーや音声ブラウザが正しく単語を読み上げられないことがあります(例 「経 済」=けい すみ)。このような日本語がスペースで区切られている部分のスペースを削除してテキストを連結し、読み上げやすく変換します。
スクリーンリーダーや音声ブラウザは記号を読み上げない設定になっているものが多く、ページ内で記号が意味を表している場合、理解を妨げる可能性があります(例:「※」が必須を表現している場合や通貨「$100」など)。音声ブラウザ向けモードでは記号をテキスト化したり通貨を日本語表記に返還し、読み上げた時に意味を理解しやすくなります。
引用(blockquote要素)/挿入(ins要素)/削除(del要素)などのタグについては解釈出来ないスクリーンリーダーや音声ブラウザが多いため、明示的に要素内容の前後にテキストを追加します。たとえば、del要素の多くのウェブブラウザでは打ち消し線で表現されますが、AltStyleでは前後に「削除ここから」「削除ここまで」などのテキストを追加して理解を助けます。
古い音声ブラウザの中にはPDFを読み上げることのできないものがあります。また、PDFを読み上げるものについてもHTMLページと同様に日本語の読み上げがうまくおこなわれない問題(日付フォーマット、分割された日本語、記号・単位の問題)があります。
AltStyleでは、PDFをテキスト化してからHTMLに対して行う処理と同様の処理を行います。テキスト化されたPDFにもそれぞれのスタイルを適用できるため、配色を反転させたり文字の拡大も簡単に行えます。

ウェブページのテキストに自動的にルビを追加。子供たちのみならず、外国人が日本語のコンテンツを閲覧する際の補助となります。PDFをテキスト化してから処理を行うため、PDFにふりがなを振ったり展開された画像のalt属性にふりがなを振ることも可能です。
文字コードのShift_JIS変換、画像の外部リンク化、カタカナの半角カナ変換を行うことで、携帯電話のブラウザに適したページを生成。